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静電容量スイッチの原理

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アトライズヨドガワでは、静電容量スイッチを活用した製品開発のサポートを行っています。

こちらの記事では、その静電容量スイッチの原理と実際の製品事例をご紹介いたします。

静電容量スイッチとは

静電容量スイッチとは、電極に指などの導体を近づけることで、静電容量が変化することを原理として使用した入力装置です。

電極上に何もない状態の静電容量との比較で、導体が近づくことにより静電容量が大きくなります。

ある閾値を設定し、その値を超えたり切ったりすることで、ON/OFF制御を行います。

静電容量スイッチの原理

検出部は測定電極のみで構成され、測定物が近接したことで生じる測定電極と測定物間の静電容量変化を検出し、測定物の有無を検出します。

粉粒体や液体など測定物を選ばないことから、多種多様な用途に使用されています。

静電容量スイッチの主な構成

①意匠板

意匠プレートに印刷を行うことで、デザインを付与します。

②センサシート

静電容量式タッチセンサを反応させるための電極と、電子基板のFPCコネクターに接続するまでの配線を製作します。

③遮光版

LEDチップの光を他のスイッチ部と分けるために、必要に応じて電子基板と匠面の間に樹脂成形品による遮光部品を設置します。

光らせたい部分の配置や筐体スペース等の関係でLED光を広げる為、拡散板や拡散シートを設置し、光透過部の明るさにバラつきのないようにします。

④静電容量コントローラーICを含む電子基板

センサシートの接続に必要なFPCコネクターとコントローラーICを基本として駆動する回路設計を行います。

⑤ソフトウェアの開発・調整

各電極に於けるタッチ感度の調整を行います。

さらに、タッチによるLEDの点灯・消灯制御、タッチ時の音の発信、その他機器への通信などの動作による制御をソフトウェアで別途制御します。

静電容量スイッチのメリット

静電容量スイッチは防水性があるため、風呂場、トイレ、台所などの水まわりでの使用が可能です。

また、平面だけでなく曲面でもスイッチとして機能するため、デザイン面での制約が機械式スイッチより少なく、自由度が高くなっています。

機械的な摺動部が無いため、耐久性にも優れており、何回も押しているうちに接点部が摩耗や腐食して接触が悪くなる等の不具合も非常に少なくなっております。

静電容量スイッチの採用事例

① 近接スイッチ

自動ドアのセンサやエレベーターのボタン、自動販売機の選択ボタンなどで使用されています。

物体の近接を検出して動作のトリガーとなる役割を果たします。

② 自動車の内外装

自動車のドアハンドル、エアコンの制御パネル、ステアリングホイール上のコントロールなど、内外装の操作インターフェースとして使用されています。

③ 産業用機器

工業用マシンや装置の操作パネルに組み込まれ、スイッチ等の操作性や耐久性の向上を図っています。

④ タッチスクリーン

スマートフォン、タブレット、ノートパソコンなどのデバイスで広く使用されています。

指やスタイラスによるタッチ操作を検出し、ユーザーとのインタラクションを実現しています。

静電容量スイッチのことなら、アトライズヨドガワにお任せください!

今回は、静電容量スイッチのメリットについてご紹介いたしました。

当社では、静電容量スイッチを活用した製品開発のサポートを行っています。

採用事例も多数ございますので、お気軽にお問い合わせください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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