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こちらの記事では、ミリ波レーダーと超音波センサの違いについてご紹介いたします。
ミリ波レーダーとは
ミリ波は、周波数帯30〜300GHzという非常に高い周波数の電波のことです。
波長にすると1〜10mmになることからミリ波という名前が付いています。
ミリ波レーダーは、波長の短い電波の特性を活かして、対象物までの距離や水平角度などの位置情報、相対速度を高精度に検知し測定するレーダーです。
ミリ波センサとも呼ばれています。
高精度の検知が可能なことから、自動車や産業機械など様々な分野で活用されています。
ミリ波レーダーの弱点
①反射率が低い対象の検出
電波を反射しにくい対象は、ミリ波レーダーでは検出が苦手です。
自動運転技術では、電波を反射しにくい対象を検出するために、LiDARのようなレーザー方式のセンサと組み合わせて構成し、より検出精度が高くなるよう対策を行っています。
②雨天などの悪天候時の検出
ミリ波は霧や大雨の環境で使用すると電波自体が水分に吸収されてしまうため、検出精度が不安定になります。
③近距離の検出
ミリ波レーダーは、遠距離の対象の検出は得意ですが、極端に近距離の対象の検出は苦手です。
この弱点を補うために、複眼カメラセンサと併用するなどしてそれぞれの弱点を補うセンサが現在は一般的となっています。
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今回は、ミリ波レーダーの弱点についてご紹介いたしました。
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