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こちらの記事では、静電容量センサの高度な応用事例についてご紹介いたします。
静電容量センサとは
静電容量センサは、”電界”を利用したセンサで、感度次第で直接触れることなく非接触センサとして利用できます。
物体の存在や位置の検出などにも応用できる技術です。
センサから発している電界に物体が近づき“静電容量が変化する”ことで導体である金属、誘電体である水、油、ガラス、プラスチック、紙など様々な物体の検知が可能で、非常に多くのアプリケーションで利用されています。
感度と閾値を調整することで、人と物質の区別、さらに近接距離なども変えることができ、様々なアプリケーションへの展開が図られています。
静電容量センサの高度な応用事例
▼医療分野への応用
静電容量センサは液量の管理を直接液体に触れずに測定できるため、点滴の残量管理や薬液の分量管理を衛生的に行う事が可能です。
▼産業オートメーションとモニタリング
静電容量の変化は人体の呼吸でも発生するため、介護用の見守りセンサの一つとして活用できないか、研究が進んでいます。
カメラモニタリングでは検知できないような、微妙な呼吸の乱れなどを検知し、異常値を計測した際はアラートを出して予防処置を行う、といったような使用用途の研究開発も行われています。
▼タッチレスインターフェースの進化
最近の静電容量センサは微細な動きでの静電容量の変化を感じ取れるようになってきているため、感圧式ではある程度抑えながら書く必要があったペンタブも、より自然なタッチでの描写が可能となっています。
▼高精度計測への応用
静電容量センサは液体だけではなく、粉末状の残量管理も行えるため、フローティング方式などでは不可能だった分野での用途にも対応する事ができます。
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今回は、静電容量センサの高度な応用事例についてご紹介いたしました。
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