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こちらの記事では、ミリ波レーダーによる高精度検出:人物・歩行者検知と自動車への応用についてご紹介いたします。
ミリ波レーダーとは
ミリ波は、周波数帯30〜300GHzという非常に高い周波数の電波のことです。
波長にすると1〜10mmになることからミリ波という名前が付いています。
ミリ波レーダーは、波長の短い電波の特性を活かして、対象物までの距離や水平角度などの位置情報、相対速度を高精度に検知し測定するレーダーです。
ミリ波センサとも呼ばれています。
高精度の検知が可能なことから、自動車や産業機械など様々な分野で活用されています。
ミリ波レーダーによる高精度検出:人物・歩行者検知と自動車への応用
▼ミリ波レーダーの人物・歩行者検知
人感センサとしてミリ波レーダーが近年採用される事例が多くなっています。
ミリ波レーダーの特長としては、下記が挙げられます。
・光量、気温による影響が少ないため、夜間でも検知が可能。
・センサから隠れているような位置でも測定が可能。
・複数人の同時検出が可能。
・検知範囲が広い。
・動いている場合でも検知が可能。
・動いているものでも人と機械のいったような区別が可能。
・低電力で稼働させる事が可能。
▼自動車への応用
これまでカメラがその形状を判定して行ってきた「人」の検出が、最近の技術革新で、カメラ+ミリ波レーダーの組み合わせのセンサに置き換わっていっています。
ミリ波レーダーは数十GHzの高い周波数の電波をセンサから発射し、障害物に当たって返って来た電波をセンサが受信センサで受け取り、障害物までの距離・方向を算出します。
障害物が人間かどうかの判定は、人間が歩く際の手の振り方による電波反射の不均一さや、動く速度の遅さなどから判定します。
ミリ波レーダーで測定する場合、明るさは測定環境に影響しないため、カメラが苦手とする夜間の障害物検出においてミリ波レーダーは欠かせないものとなっています。
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今回は、ミリ波レーダーによる高精度検出:人物・歩行者検知と自動車への応用についてご紹介いたしました。
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