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こちらの記事では、進化するミリ波レーダー技術:応用分野の拡大と将来展望についてご紹介いたします。
ミリ波レーダーの高分解能化・小型化を実現する最新技術動向
▼24GHz、マイクロ波
24GHz、マイクロ波は、運転支援における低速度域(駐車時など)での障害物検知・接触防止などに用いられていました。
しかし、検知距離が1~3m程度と短く、またアンテナ面積を広くとる必要がある事や情報解像度も最近の高周波数帯と比較すると劣っているため、国によって違いますが2010年後半から2020年前半までと使用期限が定められています。
▼60GHz
60GHzも古くから利用されている周波数帯で、最近ではさらに高い周波数帯の利用が許可されている事から現在では限られた用途で使用されている周波数です。
電波が届く距離が数メートル程度なので、逆に電波を拾われにくいともされ、セキュリティが必要な用途では安定して利用されています。
免許不要で利用が可能な事から、今後は無線LANの利用で活躍する可能性が期待されています。
▼76~77GHz、クルーズコントロール(200m程度検知)
以前から用いられてきた24GHzや60GHzよりも情報量が多く、検知距離も長いため現在実質的な国際標準として利用されている周波数帯です。
最近では自動車の障害物検知以外にも、道路状況監視システムでの渋滞や降雪などの状況の確認や、歩行者の通行状況などの監視にも利用されており、そのような情報を近接車両に提供する事で、トータル的な安全の向上にも寄与しています。
▼100GHz超
100GHz超は、次世代の携帯電話の通信方式6Gでの利用や、自動運転での導入が予定されている周波数帯です。
ただし、高周波数帯になればなるほど利用機器の消費電力も大きくなる傾向があるので、特にスマートフォンなどはバッテリー技術の革新とともに普及するものと見込まれています。
自動車だけじゃない!産業機器・ヘルスケア・スマートホームにおけるミリ波レーダー活用事例
ミリ波について徐々に高周波数化する事で測定できる情報解像度も上がってきている事から、最近では高齢者の心拍数の乱調を監視するバイタルセンサや、工業設備機器の振動の変化による異常検知等にも用いられるようになってきています。
また、60GHzから77GHz帯へ置き換わりが進み、ノウハウも蓄積されてきている事から、センサ自体の小型化や低コスト化も進んでいます。
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今回は、液面レベルセンサの選定についてご紹介いたしました。
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