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こちらの記事では、ミリ波レーダーによる車室内見守りについてご紹介いたします。
ミリ波レーダーとは
ミリ波は、周波数帯30〜300GHzという非常に高い周波数の電波のことです。
波長にすると1〜10mmになることからミリ波という名前が付いています。
ミリ波レーダーは、波長の短い電波の特性を活かして、対象物までの距離や水平角度などの位置情報、相対速度を高精度に検知し測定するレーダーです。
ミリ波センサとも呼ばれています。
高精度の検知が可能なことから、自動車や産業機械など様々な分野で活用されています。
ミリ波レーダーが可能にする車室内センシング:安全と快適を追求する技術
ミリ波レーダーの技術を用いて最近注目されているのが、自動運転だけではなく車内での子供の置き去り防止機能です。
夏場に子供が自動車内に置き去りにされ事故が発生した事もあり、国土交通省より置き去り検出安全装置のガイドラインが作成されるなど、事故の再発防止に向けた動きが加速しています。
ミリ波レーダーはその特性上、カメラ等のセンサに比べると下記のようなメリットがあるため、注目されています。
・非接触で検知できる
・映像での検出でないため、プライバシー保護に適している
・明るさや気温などの影響がほとんどない
・プラスチックなどを透過するため、ある程度の障害物を超えての検知が可能である
現状課題としては、子供と同程度の大きさの物体を「子供」として認識しない技術が、まだ確立されていないという事です。
ただし、ミリ波レーダーは上記に挙げたように、人の検出において様々なメリットがあるため、今後の技術革新が注目されています。
センサ等、非接触デバイスのことなら、アトライズヨドガワにお任せください!
今回は、ミリ波レーダーによる車室内見守りについてご紹介いたしました。
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